豊橋年正の考え

日々の考えの垂れ流し

ハイスコアガール感想

 本日の記事は、漫画「ハイスコアガール」の感想です。全巻まとめての感想です。ついに完結しましたね。ちなみに私はcontinue発売頃から読み始めました。

 

ゲーム<ラブコメ

 この漫画、ゲーム漫画のようでありながらガチガチの王道ラブコメだった。キャラクターもド定番な立ち位置である。鈍感男ハルオをめぐった三角関係、ハルオの良き理解者宮尾など、わかりやすいキャラ構成。アーケードゲームを介した恋愛という他ではあまりないテーマだからこそ、恋愛部分は奇をてらわずにわかりやすくしたのではないか。

 

場面の再現

 この漫画には、過去の場面を再現する描写が多いと思った。ラストもそうだが、特に、ハルオと晶の"協力プレイ"は幾度となく出てくる。そのたびにハルオは過去を振り返る。ハルオと晶の関係を象徴する場面で、この場面を繋げるだけで大まかな流れがわかるのではないか。

 

大団円

 著者の他の作品は、「ミスミソウ」しか読んでなかったのもあり、気持ちの良い終わり方をして良かった(ミスミソウも作品としてはとても面白かったです)。特に、ハルオの清々しいほどのバカ正直なセリフは、それまでの鈍感プライド高男っぷりを吹き飛ばす良いセリフだと思う。

 

 一巻完結でもたっぷり大満足、短編集が好きな私にしては珍しい長編漫画でした。10巻もあると読み返すのも大変です。ですが、ゲームセンターという舞台、キャラの可愛さもあって楽しく読むことができました。ありがとうございます。

 

 本日はここまで。