機械式腕時計の話

　私は機械式腕時計に魅力を感じます。今日は、どうして魅力を感じるのかについての考え。

手入れ必要≠不便

　機械式腕時計はゼンマイの力で動くので、自分で巻かなければならない。自動巻きであっても、何日も使わなければ止まってしまう。クォーツ式なら電池が切れない限り動き続けるので、便利は便利。ただ、腕時計は基本的に毎日使うもの。この不便さ故により毎日使おうとする。つまり、手入れが必要ということは、使い勝手の面では劣っても、大切にしようと思う"愛着"が増すのだ。

デザイン

　機械式腕時計にはデザインが凝っている物が多い。機械式でズレを少なくするにはどうしても複雑になって高価になるので、デザインも凝ることで商品価値を高めているような気がする。オーデマピゲのスケルトンの腕時計などは写真で見るだけでもカッコいい。

　私が持っている腕時計はオリエントスターの腕時計で、裏面がガラスになって中の機構が見えるようになっている。このように、中の機構が面白いというのも機械式腕時計が魅力的な理由だ。

浪漫

　例えばクロノグラフ、例えばムーンフェイズ。実際、これらが腕時計に着いていて得になる場面は少ない。ただ、着いている時計を付けたくなる。それは、直径数センチの中に複雑機構が内包されている事に思いを馳せるからである。

　自分の腕に技術の結晶を付ける。それが腕時計。本日はここまで。