豊橋年正の考え

日々の考えの垂れ流し

世界は科学に"従って"いるのか

 科学と世界に関する持論です。気になったことがあったので本日の記事はこのことです。端的に言うと科学も宗教の一種だということです。

 

世界の"説明"

 科学は世界の動きを説明することができる。その点については疑問はない。実際、物理法則でロケットを飛ばせるし、化学の理論で数々の欲しい物質を生み出してきた。

 科学は、他の宗教と違い、未来をかなり正確に予測できる。一般の宗教でも、未来の予測はなされる。ただ、曖昧な予測だったり、当たらないことが多い。確かに科学は世界の説明を最も良くできていると思う。

 

世界が物理法則に"従う"とは

 いくら説明できるといっても、世界が物理法則に従っているとは別物だ。私は、別の何か(一般的な宗教では、これを神としている。)に従って動いていて、たまたま科学は上手に説明できるだけだと思う。例えば、光は物理的には最短距離を進むと説明されるが、では、光は全ての道を事前に知っているのか。そんなことはないだろう。

 自然が物理法則に従うとすると、世界は、あらかじめプログラムされた通りに動く機械である。量子的にみると確率が入ってくるが、巨視的にみると、初期状態によって決まる運命論になる。

 

 つまり、科学は世界が"どのように"動くかの説明をしているだけで、"なぜ"そのように動くかは説明していないということ。なので、世界が科学に"従っている"訳ではないと思う。本日はここまで。